こんにちは。
ウィルスに感染しないために、仕事以外では常に家の中で過ごしています。
少し、太陽が恋しくなってきた事と、運動不足が心配なので、最近朝は窓辺で運動しています。
家の中で過ごす時間がほとんどではあるものの、定期的にお仕事には行くのでやはり感染は心配です。
自分がかかる事はもちろん怖いのですが、かかっている事がわからずに他者と接してしまわないかが特に心配な所です。
今私に出来る事は、仕事以外では極力外出しない事と、マスクをする事、よく寝る事と…後はやっぱり手洗いかなと思います。
本日は、病院勤務の頃から常に心がけ、実践している手洗いのやり方について説明していきます。
ウィルス感染対策、正しい手の洗い方
随分と長く、薬局では手指消毒用アルコールを見かけなくなりました。
消毒用アルコールが手元に無い今の状況で出来る事は、とにかく流水と石けんで手洗いを小まめに丁寧にする事かなと思います。
それでは、やり方を見ていきましょう。
手をぬらす
石けんをつける
手のひらを洗う
指の間を洗う
手の甲を洗う
親指を洗う
指先を洗う
手首を洗う
すすぐ
手洗いのポイント
最低30秒はもみ洗いをしよう!
ではどれくらいの時間洗えば良いのか…よく聞くのは30秒・60秒という時間です。
正しく手洗いをしようと思うと、30秒はかかりますので、これは最低ラインなのだろうなと思います。
ノロウイルスの予防対策構築のため、手洗いによるウイルス除去効果を検討するために行われた研究によると、
手洗いをしない時と比較した時に、流水で15秒間手を洗うだけでも、ウイルスは約1%に減少したとの事。
100万個のウイルスがいたとしたら、1万個です。
しかし、1%のウイルスは残る事になるので、石けんを使った「もみ洗い」はしたほうが良さそうです。
30秒間のもみ洗い+15秒の流水で流すと、ウイルスは数百個まで減少するようです。
しかし、じゃあそれくらい洗えば必ず感染しないのかと聞かれると、それはわかりません。
最低いくつのウイルスを体内に取り込んだら発生するのかの数値がわからないのです。
ウイルス違いですが、有名なノロウイルスを例に挙げると100個くらい、カンピロバクターの場合は500個くらいらしいです。
尚、10秒のもみ洗いと15秒の流水すすぎを2回繰り返すと、ウイルスが約数個まで減った様です。
流水の強さを感じます。私はこれくらい洗おうと思いました。
今回、参考にした文献はこちら。ご興味のある方はご覧下さい。
参考 Norovirusの代替指標としてFeline Calicivirusを用いた手洗いによるウイルス除去効果の検討感染症学雑誌 第80巻 第5号
今どこを洗っているかを意識しながら洗う
病院勤務の時に、たまに手洗いチェックをする機会がありました。
自分が、「うん、十分洗えた!」と思っても、結構爪のキワの所や指の関節辺りのしわの部分に洗い残しがありました。
それからというもの、手洗いをする時は既存のやり方に加え、洗い残しやすい場所は特に念入りに洗うようになりました。
手洗いをしている時に、今、ここの汚れを落としたいんだ!とターゲットの部分に意識を向けるのも大切だと思います。