前回、イラストを用いた正しい手洗いのやり方について投稿しました。
今は薬局であまりアルコールを見かけないのですが、結構スーパーの入り口には置いて下さっている場所が多いように感じます。
そんなスーパーへ行く時、アルコール消毒を利用しない手はありません。
アルコール消毒がすぐれている所は
・比較的短時間(20〜30秒)で効果が得られる事
・ほとんどの微生物、ウイルスを除去できる
などが挙げられます。
普段の日常で毎回正しい手洗いをするのは現実的には難しいと思います。
そして手洗いでは取りきれなかった汚れを消毒する事が出来るのは心強いです。
という事で本日はアルコール消毒のやり方について説明していきます。
アルコール消毒のやり方
私おすすめの消毒のやり方がこちらです。
アルコールを手に取る
手のひらを洗う
指先を洗う
手の甲を洗う
指の間を洗う
指の後ろを洗う
手のひら同士をかみ合わせ、指の裏を洗います。
親指を洗う
手首を洗う
乾ききるまですり込む
WHOのローションタイプの消毒方法についてはこちらをご参照下さい。
参考 How to Handrub?World Health Organization
アルコール消毒を行うタイミング
医療現場では、アルコール消毒を行うタイミングは5つ程定められています。
しかし、そのタイミングというのは患者に触れる前、触れた後、清潔・無菌操作の前〜などと日常で見られるタイミングとは異なります。
ここでは日常で行うと良いと思われるタイミングについてあげていきます。
帰宅した時
人と会う・買い物や交通機関の利用など、外出時は一番ウイルスや菌を持って帰ってきてしまう可能性が高いタイミングです。
料理をする前
体内に食べ物を取り込む工程は、ウイルスや菌も取り込みやすいタイミングです。
そんな料理にウイルスや菌がつかないようにしましょう。
食事をする前
自分の手にウイルスや菌がついている可能性を踏まえ、食べ物を食べる前に消毒しましょう。
アルコール消毒のポイント
手全体に行き渡る量を噴霧する(20〜30秒はぬれる量)
「15秒位で乾いてしまう…」そんな時はアルコールが足りてないかもしれません。
手〜手首全体にかけてアルコールを行き渡らせる事が出来る量は手の大きさによっても変わってきます。
そのため、20〜30秒はぬれた状態かつ、手〜手首全体にかけてアルコールを行き渡らせる事が出来る量を手に取るようにしましょう。
目に見える汚れは洗ってからアルコール消毒をする
目に見える汚れが付いている時に、アルコール消毒だけ行うと、逆に汚れを押し広げてしまう恐れがあります。
明らかに汚れている時や目に見えた汚れがある時には、まずは手洗いを行ってからアルコール消毒をしましょう。
手洗い→アルコール消毒の順を覚えておきましょう。