これまで、頭や腕や足用の枕の選び方について書いてきました。
いずれの枕でも共通する点ですが、枕はなるべく体にフィットするように、敷く部分の体に沿うような高さにするようお伝えしてきました。
そして、ここでもう一つお伝えしたい事があります。
それは、より体にフィットさせるために枕にひと工夫を加えてみましょうというお話です。
よりリラックスして寝るためにできるひと工夫とは?
そのひと工夫とは、ずばり、枕をより体に「フィットするような形状にする」事です。
「え?でも形なんて元々決まってるのに、これ以上どう形状を変えるの?」と思いますよね。
みなさんが疑問に思ったように、この工夫は、形状がしっかりとしているような高反発な枕に加えるのは難しいです。
しかし、もし使っている枕の中の素材が、低反発・わた・ビーズ・クッションチップのようなものであればいけると思います。
その工夫とは、枕を体に沿って「ならす」事です。
どうやって枕を体にならしていくの?
1.まずは均等にする
枕は、使っていくうちに形が非対称になったり、上下左右によってしまう場合があります.
枕のならし作業をする前に、まずは本来の枕の形に戻しましょう。
2.枕に乗る体の形をイメージする
・頭が乗る部分だったら、首のワン曲した部分は少し盛り上がってた方が良いな…
・私は少し猫背だから、頭が少し高めの方が良いな…など。
・膝の部分は少し高めの方が良いな…
・足がすっぽり包まれる形が良いな…など。
3.いざ、ならす
目的は、体が楽な位置にハマるような凹みを作る事…そのために、枕に体の形を掘っていくイメージです。
形を変えたいときは、片手で枕を固定して、反対の手で形を整えるイメージです。
枕を掘って谷を作ったり…
枕を寄せて山を作ったり…という感じです。
形を整え終えた枕にいざ体を置いてみると…
フィットするような、包まれているような感じがすると思います。
加えるのは小さな工夫ですが…いざ体を横たわらせた瞬間のなんとも言えない気持ち良い感じ、ぜひ体験してみてください。